意外と重要?管理職の資格取得

転職や再就職の際に注目されることが多い資格取得。しかし、管理職などマネジメント層の方々こそ資格取得をしておくと、よりよいキャリアを描くことができる可能性が格段に上がります。

社会人として自分磨きを続けている証明にもなりますし、勤勉さや年齢を重ねても衰えない意欲をアピールすることもできます。さらに、仕事にも直結する資格を取得し、仕事の精度を上げる・効率化を図るなどの波及効果もあなどれません。

「管理職にもなったのだし、もう自分には関係のないこと」と思わずに、ぜひ参考にしてご紹介する資格の取得に励んでみてください。今努力しておくことで、10年後のキャリアが大きく変わってくるはずです。

管理職が資格取得をすることのメリット10個

管理職が資格取得をするとどのようなメリットを得ることができるのかについて、一覧でご紹介していきます。

・知識が習得できる
・体系的に学習することで仕事に活かせる能力に変化させられる
・技術向上など、業務に直結する能力がアップ
・検定や試験合格のための目標設定力や意欲のアピール
・知識が身についたことのアピール
・向上心がある人材というアピール
・仕事の幅、内容が広がる
・横並びの場合、差別化ポイントにもなる
・ビジネスパーソンとしての信頼性が高まる
・資格取得で手当の付与がある場合も

他にも、資格取得をしようと考える情報収集力があること、受験する手間をかける意欲がること。会社にとって必要だと考えて取得を決めた場合は、企業全体を見る視野の広さも魅力や評価すべきポイントとして映ります。

ものによっては高いテキストを購入し、難易度の高い問題に対して考える力を養うこともできますから、何もしていない人に比べて、仕事に対する意欲が高いことも伝わります。

このようなポイントを知ってもらえれば、社内で「次の管理職は誰を据えようか」と検討するとき、あなたがランキング上位に入る存在感ある人材になることも可能です。

管理職になるような経験豊富な方であれば、ある意味毎日の仕事は定期・不定期にかかわらず、ほぼルーティンの活動ともいえます。いわゆる「経験済」の仕事が多いわけです。

資格取得で今まで学習していない問題への対処法や解き方を学んで知識をつけ、普段使っている部分と異なる頭の筋肉を鍛えることができます。また、別の刺激を得ることで発想力が豊かになる可能性も考えられます。

管理職に取得をおすすめしたい資格とは

キャリアアップへの道を走るビジネスマンである管理職向けの資格としては、2カテゴリがあります。ひとつは経営視点を持つという重要な目的を果たすことができる資格、もうひとつは実務に活かせる資格です。

カテゴリごとに、それぞれの章で概要をご紹介していきます。

◯マネジメント、経営関連のスキルを磨ける資格

マネジメントスキルはコミュニケーション能力などによってもかなり左右されるため、あまり体系的に学べない能力として認識されています。

しかし昨今では下記のような資格ができてきたことによって、体系的にマネジメントを学ぶことができるのです。これを取得していれば、管理職にふさわしい人材であることのアピールにもなります。

・ビジネスマネジャー検定試験
・中小企業診断士
・プロジェクトマネージャ試験
・ビジネス心理検定
・産業カウンセラー

◯業務直結型のスキルを磨ける資格

マネジメントなどの能力開発ができる資格とは違い、すぐに実践で使える業務に直結する技術やスキルを身に付けることができるのがこちらの資格です。

・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・TOEIC
・日商簿記

具体的な資格内容については、次からの章でご紹介します。

マネジメント、経営関連のスキルを磨ける資格

マネジメントや経営関連のスキルを磨ける資格をご紹介していきます。

・ビジネスマネジャー検定試験

職種問わず、マネジメントをする管理職としての重要な役割に求められる能力を学ぶことができる検定です。管理職として部下に成果を出させるマネジメント方法や、育成方法、管理職が経営層と一般社員をつなぐ役割として求められることを体系的に学ぶことができます。

これから管理職になりたい方も取得しておくと管理職志向があることを伝えることもできますし、マネジメントする立場に立ったときに成果を出せる法則を身につけられます。組織にとっていち早く役立つ管理職になることができます。

・中小企業診断士

中小企業診断士はその名の通り中小企業に対する経営の診断や、アドバイスを行うことができる国家資格です。

自分がコンサルタントとなる場合に使える資格でもありますが、管理職としてこの能力を持っていれば組織を運営していく際、専門的な知識を有した人材であることをアピールすることができます。

個人的にもさまざまな知識を持った状態でマネジメントができるため、精神的なストレスなく業務を遂行できるはずです。管理職になってからも取得したメリットを感じる機会が多くなる資格といえます。

・プロジェクトマネージャ試験

IT系の企業に勤める管理職であれば、プロジェクトマネージャ試験があると非常に転職がしやすい資格といえます。

システム開発のプロジェクトを推進していく管理職に求められる能力を網羅しているため、資格を持っていれば、その人の仕事の能力を想定することができるからです。

・ビジネス心理検定

ビジネス心理検定はマーケティング心理、基礎心理、マネジメント心理などの3つの項目に分かれており、管理職として持っておきたい知識が詰まっている検定です。部下の心理を理解する術を知ることで、適切な対応を実行できるはずです。

・産業カウンセラー

産業カウンセラーは企業の従業員に対して組織的な問題の解決や、心の問題を解決するカウンセリングを行える資格です。

産業カウンセラー資格を持っていれば、企業側としてメンバーを任せる不安を感じることなく管理職に据えることが可能になります。

上司としてのコミュニケーションのとり方、あらゆる画面での部下への対応方法、人材育成方法を学べること。チームや組織で何らかの問題が起こった場合の対策を考え、正しく対処できること。リスクを事前に把握し、対応ができるなどさまざまな能力を学ぶことができるなど、自分に必要な能力が身につけられる資格や検定を選んで、取得をしてみてはいかがでしょうか。

業務直結型のスキルを磨ける資格

転職のときに資格欄に書く資格として人気となるのが、実務に直結するこれらの重要な資格です。

・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

マイクロソフト オフィス スペシャリストは、基本的なパソコンスキルを身につけることができる資格です。誰にも習わずにパソコンの使い方を学ぶ人がほとんどかと思いますが、知らない機能や使い方がたくさん存在しています。

マイクロソフト オフィス スペシャリストを取得することで、それらの機能を正しく使うことができます。学んだ後は正しい使い方で業務効率を高めることができるようになるため、その後の仕事にすぐよい影響を及ぼすことができます。

・TOEIC

TOEICは昨今管理職になる条件として、700点以上、あるいは800点以上などの条件がつけられるケースが多いです。

あくまで英語の能力があるかどうかという試験であり、実際の交渉力などは人によります。しかし、最低限のコミュニケーションが取れることを証明するために必要とされています。

外資系企業などの場合は◯◯◯点以上が必須などとなるケースがほとんどですので、必ず指定されている点数を取れるように勉強に励んでください。

・日商簿記

管理職として非常に重要な基礎知識といえるのが会計の知識です。ビジネス会計などもありますが、日商簿記を学んでおけば基本的な会計の知識を身につけることができますのでおすすめです。

企業会計に必要な仕訳や会計の基礎知識を身につけ、決算報告書などの数字を把握できるようになります。そのため、さまざまな数値を持ったデータをどのように分析するのか、という能力も磨かれていきます。

会計知識を持っていれば資格取得の必要性はないかもしれませんが、資格欄に書くことができると最低限どのくらいの能力を持っているのかをアピールできます。転職の際には非常に便利ですのでぜひ取得してみてください。

基本的な資格はご紹介しましたが、おすすめした資格以外で業種や職種に応じて評価される資格が知りたいという方は、ぜひ無料サービスである転職エージェントに登録しましょう。そして最新の動向や志望先企業が求める資格を提供してもらうのがおすすめです。

管理職こそ資格取得で羽ばたくキャリアをつかもう

管理職こそ資格取得をすすめる理由がわかりいただけたでしょうか?管理職に求められる能力は、一般社員よりも格段に上がるもの。もちろん管理職に上がったばかりの頃は未経験であるため、うまくマネジメントや業務が進まないということも考えられます。しかし、すぐに成果を出すことが求められるのが企業であり、管理職です。

一般社員よりもシビアに成果を見られるのが管理職ですから、自分の部下が必要な成果を上げられるようにマネジメントできる能力をつけておくことをおすすめします。

管理職になる前の方は管理職になったときにすぐ活躍できる人材になるよう、また現在管理職の方は自分のスキルをもっと高めて成果を上げられる人材になるよう、資格取得に励んでみてください。