職務経歴書はどう書けばよい?
サンプルや例文が欲しい、自己PRの書き方がわからない、男性女性で違いがあるかどうかを知りたい、営業職の場合は?離職した後、パートで少し復職した場合はどうしたらいい?など、さまざまなポイントで職務経歴書の書き方を疑問に感じる方も多いはず。
40代という業務経験も豊富で経験の多い方がどんなポイントをアピールしてどんな書き方をすれば、企業人事担当者に良い印象を与えることができるのかを把握しておくことが大切です。
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40代転職市場の現状
転職の時、年齢が気になりだす40代。30代の時とは違って経験も豊富で仕事もベテランの域に達しています。50~60代の中高年キャリアを充実させるために、最後の転職チャンスが訪れます。
転職しづらい年齢になってからの中途採用では、書類通過率も低くなります。そのため、自分の魅力を最大限に引き出せるよう慎重に職務経歴書を作成することが重要になってきます。魅力的な応募書類を作成するためには必要な心がけといえます。
ベテランになってくると、経験してきている仕事の業種・職種がどのくらい多いか、正社員経験がどのくらいあるかによって書き方が変わってきます。前職までのビジネススキルを振り返り、アピールできるポイントを整理しましょう。
また、諦めずに応募すること、転職エージェントなどを活用して情報を正しく教えてもらうこと、前職で経験した以外の新たなキャリア構築を狙う場合、何をアピールすればよいのかなどさまざまなポイントをご紹介していきます。
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職務経歴書で注意するべきポイント
職務経歴書を書く時にどんなことに気をつけるべきか5つのポイントをご紹介します。
1.改めて業界・企業研究を行う
2.自分のスキルを棚卸しする
3.職務経歴書の形式を選ぶ
4.要約を作る
5.先方が重視する能力をアピールする
ひとつずつ詳しくご紹介していきます。
1.改めて業界・企業研究を行う
まずひとつ目は改めて業界と企業研究を行うことです。特にあなたが入社してから長い年月が経っている場合は、業界のポジショニングや注目されている技術、売上を構成しているサービスが変わっている可能性もあります。
それによって転職先企業がベンチマークすべきポイントも変わってきます。ベンチマーク先が変われば、企業が求職者に求めるスキルも大きく変わってきます。業界に所属して働いているだけで、業界に対する知識が身につくわけではありません。一番怖いのはわかった気になって勘違いしてしまうこと。新卒時期と同じように、ゼロから学ぶつもりで勉強していってください。
2.自分のスキルを棚卸しする
業界・企業研究を行ったら、次は自分のスキルを棚卸ししていきます。転職をしたことのある人は行ったことがあるかと思いますが、もし新卒で入社した会社、あるいは数年以上の長い間勤務している場合は棚卸しがストップしてしまっているケースが多いです。
そんなときは改めて、これまで自分が身につけたスキルについてまとめていきましょう。
この5W1Hを意識してスキルをまとめて行ってください。あなたは、何の仕事に、どのように取り組んで、どれくらいの期間で、どんなスキルを身につけたのか、などを明確にしてください。たとえ業界が違っても、ずれのない基準であなたの能力を予測することはできるはずです。
3.職務経歴書の形式を選ぶ
2番まで行ったら、次は職務経歴書の形式を選びます。業界や企業などを同一のところに転職をするようであれば、通常通り上から順を追って書く方法でOKです。
たくさんの業界と企業を転々としている場合は、履歴書や職務経歴書での見え方がよろしくないです。マイナス評価をもらわないように、キャリア毎にまとめた「キャリア式」と呼ばれる形式のシートを利用するようにしてください。
そうするとたくさんある経歴よりも、「どんなことができるのか」にフォーカスしてもらうことができますよ。
4.要約を作る
自分のスキルをある程度まとめ終わったら、職務経歴書の冒頭に要約を書きましょう。基本的には要約を読めば、その人がどのように役に立ってくれそうかがわかる内容でなくてはなりません。
1でやった業界企業研究をその企業が求めるスキルや知識に置き換え、2番の自分が身につけているスキルの中からそれに該当するものをピックアップ。自分のアピール方法に応じてアピールするという方法で行います。
そうすればあなたの魅力が倍増して先方に伝わりやすくなるはずです。
5.先方が重視する能力をアピールする
4までステップを進めたら、最後にまとめる時には先方が重視しているポイントを最大限にアピールするようにしましょう。要約はもちろん、自己PRや志望動機などにもそれぞれの長所などを盛り込んでアピールすることで、見せ方の異なるアピールを職務経歴書に数多く仕込むことができます。
履歴書の写真で注意するポイント
職務経歴書が完璧でも一緒に出す履歴書で見落としがちな写真について注意点があります。
・インナーは無地、メイクも薄めで色味を抑えてシンプルに
基本的にはインナーは無地などのシンプルな素材を選びましょう。派手過ぎる柄モノ、そしてメイク方法にも注意しましょう。主婦の方はとくにきちんとしようと考えて濃い化粧になってしまうことも多いです。
厚塗りをすると逆に老け込んで見えてしまいます。若々しく明るい表情に作るため、リップやチークの色は明るめを選ぶのがおすすめです。流行はしていますが、赤リップなどの派手な色味は避けてください。
・基本は黒、紺、ダークグレーのスーツ
服装については、転職活動中と同じく数着ビジネススーツを持っておくようにしましょう。女性の場合は、レディーススーツやジャケットとスカートを合わせておいてください。
男性の場合は普段の勤務ではジャケパンスタイルといわれる、上下の色が異なるスタイルでもおおむね問題ありませんが、面接などの機会にはスーツにシャツを合わせた一般的なスタイルを選んでおくのがおすすめです。
スーツの色は黒か紺、ダークグレーなどの落ち着いたカラーを選んでください。間違ってもベージュなどは辞めましょう。明るさはあって素敵ですが、悪目立ちする可能性が非常に高いですので注意しましょう。
転職活動成功のカギは職務経歴書
転職活動を成功させる鍵と言っても過言ではない職務経歴書。職務経歴書の形式や書き方で注意したいポイントなどを抑えて作成すれば、40代のあなたでも、アピール力の高い職務経歴書を作ることができますよ。
作ったことのない人はご紹介した5ステップを使って職務経歴書を作成すれば、きっと合格率を格段にアップさせてくれるはず。
ぜひ活用して40代でも怖くない転職活動を展開してみてくださいね。